雇用統計等で絶対負けないための対策4選

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こんにちはtakeruです。

今回は大型指標発表時にポジションを持っていたり、ポジションを持つ場合の心構えを紹介していきたいと思います。

雇用統計や政策金利でポジションを持ってしまってかなり負けた後に結局思惑通りの方向に伸びていったという経験がある方も多いでしょう。

ぜひこの考えをインストールして安定して勝てる土台を築いていきましょう○

大型指標で絶対負けないための対策4選

大型指標発表になぜビビってしまうのか?

大型指標発表でビビってしまったり、大きく負ける理由は主に二つあります

1.高ボラティリティであり損切り幅が広く感情トレードになりやすい

注目度の高い指標、特に米国絡みやお金が絡む政策金利系、雇用統計は荒れやすいです。

発表と同時に大きく下に100pips動いたと思ったら髭だけ残してすぐさま上に100pips動くこともよくあります。

これを高ボラティリティ、資金がいっぱい入ってきている状況と言います。
この状態でエントリをするとどうしても損切り幅が広くなり思惑と逆に言った時には正常な精神ではいられなくなり余計なことをして負けやすくなります。

2.スプレットが大きく開き、注文が通らないorスリップが起こること

スリップ=価格が滑ると言って、こう言った高ボラティリティの相場の時は急激なレートの勢いについていけず指値や損切りを入れていてもその価格を貫通してありえないところで約定してしまうこともよくあります。

これによって意図していない大負けを喰らってメンタルが崩れ、取り返そうと躍起になった挙句、より負けるという負の連鎖に陥りやすいです。

ではどうすればいいのか?

大型指標発表時の基本的な対策方法4選

まず大前提としてFXで安定して資金を永遠と増やし続けるためには

『一貫性』

がものすごく重要だということを忘れてはいけません。

私がいつもお伝えしている一貫性とは

  • 4時間の優位性があるところでしかポシションを持たない
  • 優位性のあるところでエントリしたら15分足ダウ崩れまで何があっても持ち続ける

これをやり続けるからこそ、トレード全ての平均が高くなり資金も安定していきます。
これを続けていてももちろん負けトレードは出てきます、ですが勝ち負けよりも常に一貫性を持ってトレードに臨めているかが何よりも大事なんです。

優位性があると判断した、、違う言い方をすれば期待値があると判断したポイントでは上下の動きに囚われるのではなく、優位性のエリアにいる限り持ち続ける!という戦略を取ったほうが

  • ビビって決済したらその後伸び続けて悔しい思いをした
  • まだ伸びるだろうと思って持ち続けたら急に逆行してきてせっかく利益が出ていたのに損切りになってしまった

ということが大幅に減ります。

もちろんそれは指標発表時でもなんら変わりません

私はテクニカルトレーダーなので、指標だからとテクニカルが出ているのにエントリーを手控えてしまえば、それはテクニカルを無視しているということになりますので、私は指標は燃料だと思い基本はテクニカルが出ていればエントリーを考えます

もちろん雇用統計や政策金利などの大型指標はテクニカルに反してくることもありますし、一旦逆に振ってから正規のテクニカル方向に行くなんてこともよくあります、騙しってやつですね。

そのため上記の動画のように設定していた損切りが効かずに50pips滑ってしまったなんてことも起こります。

この動画は私が実際にエントリして損切りを貫通して滑って大負けした時の消費者物価指数の動きです。
この時は参りました、、、指標前に決済していれば+30pipsだったところを、一気に130pips動いてマイナス50pipsになってしまいました。。

そのため、大型指標はリスクがあるからやらない!というのは全然いいと思います。

それを毎回貫いているのであれば『一貫性』があるということになりますし、長い目で見ればトレードもかなり安定することにもつながります。

一番よくないのはやったりやらなかったりすることです。

先の例で言えば、利益がせっかく出ていたのに、マイナスになるどころか損切りも貫通して滑ってしまった・・・

もう指標は入らないでおこう、、と誓ったはずなのに、たまに入っては勝つときもあるけど基本負けを繰り返す。

これでは負け続ける負の連鎖です、一貫性がありません。
とは言え、指標は燃料ですしかなり大きくシナリオ通りに動くのも事実です。

ではどうしたらリスクを減らして狙っていけるのか

大型指標前のリスク軽減対策方法

4時間の優位性がある、テクニカルがしっかり出ている、、、でも雇用統計なんだよなぁ、怖いなぁ。

という時は私は大まかに下記4つのの対策をとっています。(私は大型指標だろうがテクニカルが出ていれば基本チャレンジするので)

1.指標発表直前までに最低半分もしくは全決済して様子を見る

ポジションを持って大型指標を迎えた場合は荒れる可能性が高いのが最初からわかっているんだから、利益が出ていようが出ていまいが最低でも半分は利益を確定させてリスクを減らす努力をする。

場合によっては全決済することも考える。

CAD/JPY 5分足 (消費者物価指数直前)

このチャートのパターンであれば①でエントリしリスクを取らないと、常に一貫して大型指標前に全決済していた場合最低+10pips、最大で+35pipsの獲得となっていました。

半分利確しておくというルールのパターンでも

CAD/JPY 5分足 (消費者物価指数直前)

このように指標前に利確した利益の半分が最低+10pips、もう半分がたとえ滑ってとてつもないマイナスになったとしても最大-50pips、トータル:+5pips-25pips=-20pipsと最低で考えても軽症で済んでいたはずです。

最大+で考えると、半分が最大+35pips、半分が最低-15pipsの為、トータル:+17.5-7.5=+10pipsと証券会社の滑り方によっては+になる可能性すらありました。

そのため、これを常にやり続けるという一貫性が重要です。

今日は全決済するけど、次はエントリしない、次は半分だけきる、ではなくて、エントリすると決めたらテクニカルが出ているところは全てエントリして、大型指標前は何があっても半分決済しておく、という一貫したルールがリスク極端に減らす鍵になります。

2.指標よりだいぶ前に入り既に利益を確保して指標を迎えられないか考える

ポジションを持っていなく、指標前に入るかどうか迷った場合は、もちろん無理矢理早くエントリする必要はありませんが、可能性があるならチャレンジする、指標前までに戻しに乗り越えられるほどの利益が出ていない(例えば10pip+など)のであれば一旦決済して静観する。

CAD/JPY 5分足 (消費者物価指数直前)

上記画像のパターンであれば、指標を迎える前にある程度の利益が出ていて4時間の優位性があり伸びる可能性があるため、ある程度の戻しにも耐えられると考え、私は全てのポジションを持ち続けるという選択をしています。

結果は先ほど伝えた通りですが、今回はレートも滑って-50pipsと大きな痛手となりました。

逆にとてつもなく伸びる場合もあるので一回の勝ち負けで一喜一憂するのではなく、エントリすると決めたら中途半端なことはしないで、1のルールと複合して20pipsの利益が出ていたら半分持つ、それ以下だったら必ず全部決済するなどのルールをご自身の性格やトレードスタイルに合わせて一貫性を持たせるといいでしょう。

3.損切りを少しでも狭くエントリーできるところがないか考える

もし上述のポイントでエントリできなかったとしても、4時間の優位性があること前提で他に損切り幅が狭く指標前までにチャレンジできるところがないかを考える。

CAD/JPY 5分足 (消費者物価指数直前)

今回はわかりやすい注文の集中を抜けて戻り売りを気づいてくれたので損切り幅が10pipsと狭いここからチャレンジすることが可能になる。

ただ、指標発表前に30pipsの損切り幅となる1時間安値割れから入るのはお勧めしません。

1の決済ルールと組み合わせてもマイナスの状態で指標に突入する可能性が高い所になるので、感情的になり統計上変なトレードを繰り返す可能性が高くなります

4.入ると決めたなら中途半端なところにSLを置かない、どしっと構える準備をする

最後に、4時間に優位性が出ていて、これはどうしても逆に行くテクニカルではない、と分析したのであれば、指標があろうがなかろうが、関係なく持ち続けるという選択を一貫して取るということです。

そしてこの場合で一番大事なことは、持ち続けると決めたのならば中途半端なところに損切りを置かないということ。

AUD/USD 5分足 (消費者物価指数直前)

このように、損切り設定が甘かったせいで大きく負けてしまったという生徒さんが何名かいました。
この豪ドルのポイントは4時間の優位性としては抜群のエリアでした。

とはいえ日足には直撃で逆らっているのでポジションを持たないという選択もできましたが、先ほどから何度もお伝えしている一貫性が貫かれていますか?

持つと決めたら全て持つからこそ平均が高くなります。

そもそも大型指標発表時は荒れる可能性が高いと事前にわかっているわけですから、持ち続けると決めたのであれば損切りを置く位置も明らかに堅い4時間の安値より下にいつもより幅をとって置くか、損切りを外しておくという選択をしなければ簡単に指標の乱高下に引っかかってしまいます

AUD/USD 15分足 (消費者物価指数直前)

もっというと、下値が硬いとわかっているからこそ、優位性があるというのがわかっているからこそエントリするわけですから、やはり、損切り設定位置は慎重に吟味する必要があります。

ちなみに下記が私の大型指標前大まかなルールです。

私の大型指標前ルール(4時間の優位性があること前提)
  • 日足に直撃で逆らっている場合は半分決済する、指標前にポジションを持てるところがない場合、損切り幅が広い場合は指標後動きを見てからポジションを持つか決める
  • 日足が邪魔をしない状態or更に上位足も強い場合は、指標前でも決済しない、指標前にポジションを持てるところがない場合は無理に入らず、指標が発表されてから様子を見てエントリする
  • 指標発表と同時にポジションを持つことはない、指標発表よりも前にエントリしてある程度利益が出ている状態or指標後動きを見てからポジションを持つと決めている

私がエントリを控える大型指標3選!

いろいろお伝えしましたが、私にもできれば遠慮したい大型指標が3つあります。

私がエントリを控える大型指標3選
  • ★★★
    各国政策金利

    政策金利に関しては相当綺麗なテクニカルが重なっていない限り入りません

    お金直結の指標のため、注目度が高く上に行ったと思ったら下に行って結局元さやに戻るということもよくあります。そして何より髭が出やすい。

    EUR/USD 4時間足 (米政策金利)
    EUR/USD 15分足 (米政策金利)
    ワンポイント

    ニューヨーク時間は一度方向が決まってしまえば朝まで伸び続けることが多い

  • ★★★
    米雇用統計

    言わずもがな誰もが知るFX最大の大型指標です。
    こちらもかなり綺麗なテクニカルが重なっていない限り見送ります。
    特に米雇用統計は、一瞬の動きで利益をあげようとする勢力も現れるためテクニカルに関係なく初動で上下に激しく動く可能性が高いため損切りに引っ掛けられる可能性もより高くなります。

    USD/JPY 1時間足 (米雇用統計)
    USD/JPY 4時間足 (米雇用統計)
  • ★★
    米消費者物価指数

    2021年までは気にしていなかったのですが、2022年あたりからインフレ関係でおかしな動きをすることが多いため警戒しています。

    上記二つと比べると警戒度は下がりますが、消費者物価指数に目掛けてテクニカルができることが多く、エントリ対象になることも多い指標ですが、重要な節目に一度引っ掛けてから動くことが多いため、指標を見てからエントリすることが多いです。

    USD/JPY 4時間足 (米消費者物価指数)
    USD/JPY 15分足 (米消費者物価指数)

まとめ

大型指標前の対策

  1. 指標発表直前までに最低半分もしくは全決済して様子を見る
  2. 指標よりだいぶ前に入り既に利益を確保して指標を迎えられないか考える
  3. 損切りを少しでも狭くエントリーできるところがないか考える
  4. 入ると決めたなら中途半端なところにSLを置かない、どしっと構える準備をする

この4つを組み合わせて、自分の性格やトレードスタイルにあったルールを作り、それをやったりやらなかったりするのではなく、常に一貫してやり続けるトレーンングを積みましょう

私がエントリを控える大型指標3選

  1. 各国政策金利
  2. 米雇用統計
  3. 米消費者物価指数

この3つです。

この中でも特に政策金利はガチガチのテクニカルが出ている時しか私は狙おうと思いません。

FXでは一貫性が保たれているかが超重要

以上いろいろお伝えしてきましたが、何よりも重要なことは大型指標で利益をあげるということではなく、あなたのトレードに一貫性があるかどうか?ということです。

一貫性があれば、指標も何も関係ありません、一度負けたとしても優位性のある相場でのトレードを続けていくことで長い目で見れば平均では高い利益を上げていくことになります。

それでも大型指標はちょっとした髭に引っかかってしまう可能性や損切り幅を100pipsなど広くとって臨まなければいけないため精神的ストレスが尋常ではありません。

そのために少しでもリスクを軽減して安定して資金を増やし続けるためにどう対策をしていくかを考えていきましょう!

動画でも詳しく解説していますので合わせてご視聴ください○

PS:ちなみに、4時間の優位性ってなんだ?
と思った方は、下記の動画をご覧ください○

FXにはルールが存在する

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